トラック運送業に必要な「運行管理者試験【貨物】」試験、過去問より「実務上の知識及び能力」から『運転車の健康管理』について。

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問題:事業用自動車の運転者の健康管理に関する次の記述のうち「適切なものをすべて」選びなさい。

すべて選びなさいの問題はかなりハードルが高いと思います。

問題―1:事業者は、運転者が医師の診察を受ける際は、自身が職業運転者で勤務時間が不規則であることを伝え、薬を処方されたときは、服薬のタイミングと運転に支障を及ぼす副作用の有無について確認するように指導している。

答え:    適(〇)
普通に考えましょう。

問題―2:事業者は、法令により定められた健康診断を実施することが義務づけられているが、運転者が自ら受けた健康診断において、法令で必要な定期健康診断の項目を充足している場合であっても、法定検診として代用することができない。

答え:    不適(×)
普通に考えてどこの健康診断でもいいはずです。

解説:労働安全衛生法第66条による、他の医師の行う健康診断を受け、その結果を証明する書面を事業者に提出すればよい。

問題―3:事業者は、健康診断の結果、運転者に心疾患の前兆となる症状がみられたので、当該運転者に医師の診断を受けさせた。その結果医師より「直ちに入院治療の必要はないが、より軽度な勤務において経過観察することが必要」との所見が出されたが、繁忙期間であったことから、運行管理者の判断で短期間に限り従来と同様の乗務を続けさせた。

答え:    不適(×)
一般常識で考えることも必要です。

問題―4:平成29年の中すべての事業用自動車の乗務員に起因する重大事故報告件数は約2,000件であり、このうち、運転者の健康状態に起因する事故件数は約300件となっている。病名別に見てみると、心筋梗塞等の心臓疾患と脳内出血などの脳疾患が多く発生している。

答え:    適(〇)
このような問題で例えば件数が間違っていることは少ないし、また事故内容や病名も普段意識している内容も概ね合っているので適と考えるべきです。

問題で、「適切なものをすべて選びなさい」の正解・間違いを選択することは、問題を読めば読むほどわからなくなります、普通に考えてみましょう。

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