トラック運送業に必要な「貨物運行管理者」過去問題を中心に「実務上の知識及び能力」から『運行管理』について考えましょう。

目次

問題30問中、実務上の知識及び能力は「7問」、23%を占めています。

問題:運行管理に関する次の記述のうち、「適切なものをすべて」選びなさい。

問題ー1:運行管理者は、自動車運送事業者の代理人として事業用自動車の輸送の安全確保に関する業務全般を行い、交通事故を防止する役割を担っている。したがって、事故が発生した場合には、自動車運送事業者に代わって責任を負うこととなる。

答え:    誤りです。

解説:運行管理者と事業者の役割は同一ではありません。事業者に代わって責任は負いません。

問題ー2:運行管理者は、運行管理業務に精通し、確実に遂行しなければならない。そのためにも自動車輸送に関する諸規制を理解し、実務知識を身につけると共に、日頃から運転者と積極的にコミニューケーションを図り、必要な場合にあっては運転者の声を自動車運送事業者に伝え、常に安全で明るい職場環境を築いていくことも重要な役割である。

答え:    正しいです。
ごく普通の考え方である。

問題ー3:運行管理者は、乗務開始及び乗務終了後の運転者に対し、原則、対面で点呼を実施しなければならないが、遠隔地で乗務が開始又は終了する場合、車庫と営業所が離れている場合、又は運転者の出庫・帰庫が早朝・深夜であり、点呼を行う運行管理者が営業所に出勤していない場合等、運行上やむを得ず、対面での点呼が実施できないときには、電話、その他の方法で行う必要がある。

答え:    誤りです。

解説:安全規則第20条⇒車庫と営業所が離れている場合及び早朝・深夜において点呼執行者が営業所に出勤していない場合等は、「運行上やむをえない場合」には該当しない。

問題ー4:運行管理者は、事業用自動車が運行しているときにおいては、運行管理業務に従事している必要がある。しかし、1人の運行管理者が毎日、24時間営業所に勤務することは不可能である。そのため自動車運送事業者は、複数の運行管理者を選任して交替制で行わせるか、又は、運行管理者の補助者を選任し、点呼の一部を実施させるなど、確実は運行管理業務を遂行させる必要がある。

答え:    正しいです。
問題文の通り

問われていることを最初に確認する。
・正しいものを一つ選べ
・正しいものを二つ選べ
・正しいもの
・誤っているもの
・適切なものをすべて
・~している事項からすべて、など

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