トラック運送業に必要な「運行管理者」貨物過去問題から「正答・解説」編、今回は「労働基準法」「労働契約」について一緒に考えましょう。

問題:労働基準法に定める労働契約についての次の記述のうち「正しいものを2つ」選びなさい。

回答ポイント:問題を読みながら、明らかに間違っている内容に✅をつけて、終わった後で、再度見直す際に思い起こせるように印をつけて「なぜ」「どこが」間違っているかを明確にして進めてください。

目次

問題ー1:使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。

答え:   〇

使用者と労働者の関係において、労働基準法は原則労働者側が有利な内容です。この問題のような違約金・損害賠償を予定する契約は基本的にありえません。この基本を忘れないようにしてください。

問題ー2:法第20条(解雇の予告)の規定は、「季節的業務に4カ月の期間を定めて使用される者」の該当する労働者について、当該者が法に定める期間を超えて引き続き使用されるに至らない限り適用しない。

答え:   〇

問題ー3:「平均賃金」とは、これを算定すべき事由の発生した以前3カ月間にその労働者に対して支払われた賃金の総額を、その期間の所定労働日数で除した金額をいう。

答え:   ×

理由:「平均賃金」とは、その期間の総日数で除した金額をいう。総日数の方が多い日数になる。そのことは労働者側に有利に働くから、それが覚えるポイント。

問題ー4:出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、使用者は労働時間にかかわらず一定の賃金の保障をしなければならない。

答え:   ×

理由:使用者は、労働時間に応じてが正しい。労働時間にかかわらずでは労働者側が不利な条件になります。

労働基準法は、原則労働者側に有利な法律です。その視点に立って問題を読んでください。

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