トラック運送業に必要な「運行管理者」貨物過去問題「正答・解説」編、『実務上の知識及び能力』事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督について

一般貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督に関する次の記述のうち、「適切なものすべてを」選びなさい。

目次

問題ー1:運転者が交通事故を起こした場合、事故の被害状況を確認し、負傷者がいるときは、まず最初に運行管理者に連絡した後、負傷者の救護、道路における危険の防止、警察への報告などの必要な措置を講じるよう運転者に対し指導している。

答え   不適(×)

解説:まず最初に負傷者を救護し、道路における危険を防止するなど必要な処置を講じなければならない。運行管理者に連絡した後ではありません。

ここのポイントは最初に負傷者を救護すること。

問題ー2:他の自動車に追従して走行する時は、常に「秒」の意識をもって自車の速度と制動距離に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するように指導している。

答え:   不適(×)

解説:停止距離と同程度の車間距離を保って運転するように指導する必要がある。「制動距離」とは、ブレーキを踏んでから停止するまでの走行距離。「停止距離」とは、運転者が危険を認知してから車が停止するまでの走行した距離。

問題ー3:実際の事故事例やヒヤリハット事例のドライブレコーダー映像を活用して、事故前にどのような危険が潜んでいるか、それを回避するにはどのような運転をすべきかなどを運転者に考えさせるなど、実事例に基づいた危険予知訓練を実施している。

答え:   適(〇)

解説:問題の通り、適切です。

問題ー4:飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットルが分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響がないように十分気をつけることを運転者に指導している。

答え:   不適(×)

解説:個人差はあるもの500ミリリットルが分解処理されるのは、概ね4時間が目安とされています。

4時間覚えるしかありません。

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