トラック運送業に必要な「運行管理者」貨物過去問題「正答・解説」編、『実務上の知識及び能力』交通事故防止対策に関する問題です。

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問題:交通事故防止対策に関する次の記述のうち、「適切なものをすべて」選びなさい。

全てのなかから「正しい」「誤り」を区別することが一番やっかいな問題です。この場合は、問題をさらっと読んで、その範囲で「正しい」「誤り」の判断をしましょう。問題を読み込むとどれもそれなりにもっともらしく書いてあるので判断が難しくなります。「第一印象」からスタートしましょう。

問題ー1:ドライブレコーダーは、事故時の映像だけでなく、運転者のブレーキ操作やハンドル操作などの運転状況を記録し、解析することにより運転のクセなどを読み取ることができるものがあり、運行管理者が行う運転者の安全運転の指導に活用されている。

答え   適(〇)

解説:問題の記述通りです。

問題ー2:前方の自動車を大型車と乗用車から同じ距離で見た場合、それぞれの視界や見え方が異なり、大型車の場合には運転席が高いため、車間距離をつめてもあまり危険を感じない傾向にあるので、この点に注意して常に適正な車間距離をとるよう運転者を指導する必要がある。

答え:    適(〇)

解説:大型車の場合は車間距離に余裕があるように感じられます。

問題ー3:四輪車を運転する場合、二輪車との衝突事故を防止するための注意点として、①二輪車は死角に入りやすいため、その存在に気づきにくく、また、②二輪車は速度が実際より速く感じたり、距離が近くに見えたりする特性がある。したがって、運転者に対してこのような点に注意するよう指導する必要がある。

答え:    不適(×)

解説:二輪車に対する注意点のうち、②が誤り、二輪車は速度が遅く感じたり、距離が実際より遠くに見えたりします。その為に事故が多い原因とされています。

問題ー4:自動車のハンドルを左に切り旋回した場合、左側の後輪が左側の前輪の軌跡に対し外側を通ることになり、この前後輪の軌跡の差を内輪差いう。大型車などホイールベースが長いほど内輪差が小さくなることから、運転者に対し、交差点での左折時には、内輪差による歩行者や自転車などの接触、巻き込み事故に注意するよう指導する必要がある。

答え:    不適(×)

解説:大型車ほど内輪差が大きくなり、左折時に巻き込み事故を起こす危険性が高い。

問題はそれなりに書いてあるので判断が難しいですが、「第一印象」で「誤り」を判別し、どこが間違っているかを探しましょう。

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