トラック運送業に必要な「運行管理者」貨物過去問題「正答・解説」編、今回は「一般貨物自動車運送事業者」「事業用自動車の運行の安全を確保」です。

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問題:一般貨物自動車運送事業者の事業用自動車の運行の安全を確保するために、国土交通省告示に基づき運転者に対して行わなければならない特別な指導に関する次の記述のうち、「誤っているものを1つ選びなさい」

問題ー1:事業者は、初任運転者に対する特別な指導について、当該事業者において初めて事業用自動車に乗務する前に実施すること。ただし、やむを得ない事情がある場合には乗務を開始した後1カ月以内に実施すること。

答え:    〇  「監督指針第2章3により正しい」

問題ー2:事業者が行う初任運転者に対する特別な指導は、法令に基づき運転者が遵守すべき事項、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する事項などについて、6時間以上実施するとともに、安全運転の実技について、15時間以上実施すること。

答え:    ×   座学15時間以上、実技20時間以上です。

問題ー3:事業者は、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転の技術及び法令に基づき自動車の運転に関して遵守すべき事項等について、運転者に対する適切な指導及び監督をしなければならない。この場合においては、その日時、場所及び内容並びに指導及び監督を行った者及び受けた者を記録し、かつ、その記録を営業所において3年間保存すること。

答え:    〇    安全規則第10条第1項により正しい

問題ー4:事業者は、法令に基づき事業用自動車の運転者として常時選任するために新たに雇い入れた場合には、当該運転者について、自動車安全運転センターが交付する無事故・無違反証明書又は運転記録証明書等により、雇い入れる前の事故歴を把握し、事故惹起運転者に該当するか否かを確認すること。

答え:    〇  監督指針第2章5により正しい

初任者指導「座学15時間」「実技20時間」は、事業用自動車の運転者の雇用した際にはトラック運送業事業者は、必ず実施しなくてはなりません。ただ、多くの零細企業では、「忙しい」「人手がいない」「そんな時間は調整できない」「教える管理者がいない」などの理由でおろそかになってはいないでしょうか。トラック運送業のイメージ底上げのためにもぜひ実施して欲しいと思っています。

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