トラック運送業の「管理者」と「運行管理者」のための、「安全指導１２カ月」9月の重点目標「追突事故の防止」について考えましょう。

低速度での追突防止対策を強化しましょう。

事業用トラックの事故類型別事故件数を見ると、追突事故が一番多くて約半数を占めています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　さらに、追突事故はスピードを出しているときに発生しているのではなく、「時速４０キロ以下」「１０キロ以下」のスピードで多く発生しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　スピードを出していないとき、気を引き締めましょう。漫然と前車に追従しないで、常に減速を予測し、車間距離を保ちましょう。

渋滞走行中の追突事故に注意しましょう。

渋滞に巻き込まれてノロノロ運転になると、だんだん気が緩んで運転以外の対象にわき見をしたりして、追突事故が起こりやすくなります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とくに、前車の車高が低い乗用車の場合は、目線を遠くに向けていると停止しているのに気づきにくいので注意が必要です。

台風など異常気象時の通行ルートを再チェックしておきましょう。

９月は台風の多い季節で、最近の異常気象もあり、大雨によって通行できなくなる可能性があります。とくに、アンダーパスになっている道路で水没する可能性があるところは事前にチェックしておきましゅ。

追突は漫然と運転をしているとどうしても注意の方向が興味のある所にいってしまします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　常に１００％の注意を持って運転することは難しいですが、タバコ、携帯やラジオの操作など他に注意が外に向く行為は車が止まってからにしましょう。