トラック運送業のドライバーに対する「安全運転の原則」「安全運転5則」を実践しましょう。

1.具体的な運転内容を再度確認しましょう。

2.安全運転5則は、機会ある都度、繰り返し、分かっていてもしつこくドライバーに周知徹底させる必要があります。

3.プロドライバーとして、「分かっている」「知っている」ことより、それを実践できなければ意味がありません。

4.朝の点呼、安全会議などで、ドライバー全員で唱和する必要があります。

目次

安全速度を厳守する。

  • 安全速度とは、起りうる危険に対して、回避行動を取れる時間的余裕のある速度です。
  • 法律や道路によって設定されている法定速度や制限速度とは異なり、それ以下の速度を指します。

曲がり道の手前では減速する。

  • トラックがカーブを曲がる際には、遠心力の影響で車体が外側に膨らみます、車線からのはみだしは事故につながる大きな要因です。
  • カーブの手前では、確実に減速しなければなりません。

交差点では必ず安全を確認する。

  • 交差点は交通事故の多発するポイントです。
  • 対向車や歩行者の有無を確認し、信号機だけにとらわれやすいので状況判断をし、適切なトラック運転操作が求められます。
  • 左折交差点では曲がってからでは、トラックの死角があります、曲がる前に歩行者、自転車、オートバイの確認をしましょう。
  • 右折では、サンキュウ事故が多いです、右折先に一旦停止線があると思ってゆっくり運転してください。

一時停止を駆使して横断歩行者の安全を守る。

  • 標識や表示の有無にかかわらず、横断歩道の手前では一時停止を守る必要があります。
  • 横断歩道がない場合でも、歩行者の存在を確認した際には、一時停止が必要です。

飲酒運転は絶対しない。

  • 飲酒運転は犯罪行為です。
  • アルコールは正常な判断能力を奪います。
  • 運転者本人はもちろん、同乗者や酒類を提供した関係者も罪に問われます。

安全運転を維持するために運転者自身の心構えについて

1.運転技術を過信しない。

 ①運転経験が長くなると、トラック運転の操作に対する過信、慢心が生まれます。

 ②過信、慢心は注意力や集中力が減り、交通事故の大きな要因となります。

 ③運転歴や技術に自惚れてはいけません、常に自分自身が交通事故の当事者になるかもしれないことを意識して、緊張感を持った運転に心がけましょう。

2.交通事故のリスクを想像する。

 ①交通事故を起こした際には、様々なリスクが発生します。

 ②刑罰や行政処分、損害賠償など、法律で定められた罰則と、心身面の負担や周囲からの信用問題に至るまで、交通事故によって失うものは計り知れません。

交通事故を防ぐための具体的な運転行動

【危険予測】

1.今の状況にとらわれることなく、これから起こりうる危険なことを予測する行為です。

2.危険な事態には、自動車、バイク、自転車、歩行者、高齢者、子供などの急な方向転換や死角からの飛び出しなど。

【適切な運転操作】

1.アクセルとブレーキの踏み間違い、片手運転など、運転の操作ミスは交通事故に直結します。

2.運転の際には、精神を平成に保ち、トラック運転操作に適切な姿勢維持を意識しましょう。

【再確認】

1.交通量の多い地域や交通事故が多発している場所では、一度だけでばなく、もう一度安全確保を確認しましょう。

公の道路や歩行は、一般の車や人が行きかう場所で常に相手の出方は想像できません、神経をすり減らす毎日です。その為に「慣れ」が一番の問題で、「見てるようで見ていない信号」「見てるようで見ていない歩行者」「・・・・・ながら」運転など多くの問題があります。

気をつけても、気をつけても交通事故は起きる可能性があります。危ないと思ったら止まる、狭いと感じたらその道は使わないなどの繰り返しです。

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