安全衛生シリーズ「振動工具取扱い作業者」向け安全講習を実施しました。

1.はじめに

  • 私たちの職場では,各種の振動工具が多く使用されています。これらの振動工具を長時間不注意に取扱うと、振動が作業者に直接伝わることで起こる振動障害にかかる恐れがあります。

2.振動の知識

①振動とは

  • 日常生活の場でいろいろな振動を受けています。
  • 電車、オートバイなどの乗り物。
  • 作業現場、日常生活でも振動を受け、全身振動や局所振動を受けています。

②振動工具の種類

  • ピストンによる打撃機構を有するA工具。
  • 内燃機関を内蔵するB工具
  • 振動体内蔵工具  等

③振動作業

  • 産業界で機械化が進んでいますが、まだ研磨、締め付けなどの作業。
  • 鋳物製品、鋼板の溶接部、はつり。

3.振動のからだに及ぼす影響

  • 振動障害とはチェンソー、削岩機、鋲打機、グラインダーなど。
  • 長時間取り扱うことで起こります。

①人体への影響

  • 手指が白くなる。
  • 手や腕のしびれ、痛み。

②振動障害の発生に関係する要因

4.振動による障害の防止

①からだに受ける振動を減らす方法

②振動工具の正しい使い方

  • 工具のハンドル以外の部分は持たない。
  • 下向きの作業は肘を軽く曲げ、力を抜いて工具を保持する。

③工具の保守整備

  • 日常点検や整備が必要。

④健康診断

  • 工具の種類や作業方法、作業内容の程度で健康診断の種類が分かれる。

5.保護具

  • 防じんメガネ、防じんマスク、耳栓など。

6.関係法令

①労働安全衛生法のあらまし

振動工具は日常でも、大工道具でも使われます、長時間の作業は病気をもたらします。振動工具に記載されている操作時間を守って道具を使うように心がけてください。

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