運行管理者のためのドライバー教育ツール、国土交通省告示の12項目の指導・監督指針に沿ったドライバーの安全教育を実施しましょう。

安全性向上装置を備える事業用自動車の適切な運転方法

目次

運転支援装置の役割を正しく理解しましょう。

指導のポイント:安全運転支援装置を過信すると事故に結びつく危険があることを理解させ、正しい使用を徹底しましょう。

事故事例:オートクルーズを過信してわき見運転で追突。

大型トラックが高速道路を運行中、運転者が運転席後方の荷物を取ろうとして7秒間もわき見運転になりました。そのため前方の渋滞車両に気づくのが遅れて最後尾の車に追突、1名が死亡し9名の重軽症を負いました。

事故当時、運転者は自動ブレーキ機能があると誤解して、油断したためにわき見をしてしまいました。

運転支援装置を過信しない。クルーズコントロール装置は、基本的に車の速度を一定に保つもので、衝突被害軽減ブレーキがついていない場合は、前方に障害物などがあっても減速機能が働くことはありません。

支援装置の正しい使い方を理解しましょう。 

運転支援装置の機能を理解して安全運転に活かそう。            せっかく運転支援装置がついていても、その機能や使い方を理解していないと安全運転に活かせません。                        正確な機能を理解し過大評価をしないようにしてください。

自動ブレーキと勘違いしてわき見をしない。

衝突被害軽減ブレーキを自動ブレーキと勘違いする人がいますが、このシステムは完全に停止するものではありません。

クルーズコントロールに安心して居眠りをしない。

クルーズコントロールは一定のスピードで走行できますが、集中力を欠いてしまいがちですので、注意が必要です。

貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針(12項目)と                                  ①事故惹起者に対する特別な指導の内容及び時間                ②初任運転者に対する特別な指導及び時間                   ③高齢者である運転者に対する特別な指導があります。

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