1.国土交通省は、不当な値下げ圧力や長い荷待ち時間の是正をはかるべく「トラックGメン」を創設し増員までして、不適切な取引を監視してます。
2.距離に応じた適正運賃を求めて、それに準じた運賃に引き上げるよう働きかけをしているが、実効性は、まだ低いのが現状です。
3.国土交通省は、更にトラックドライバーの待遇改善を実現すべく、運賃の8%アップを提言しています。
4.これは法的な拘束力を持つのではなく、あくまでも目標として掲げているだけだ、従わない場合は、企業名の公表がされる程度に留まります、これにはどのような意図があるのでしょうか?
5.提言には、標準運賃の8%アップのほか、荷待ち運送以外の荷役業務などを切り離して積み込み料、取り卸し料などを加算するほか、高速道路を利用しない場合の割り増し料、下請け手数料の設定も盛り込まれているが、これが実効さえすれば運送会社の経営も楽になるはずです。
6.しかし、現時点では公に設定されている標準運賃と実態はかけ離れています。率直に従ってくれる荷主はどれだけいるかという印象は拭えません。
7.製造業や商社、卸売り業など、トラック運送を使っている会社は多岐に渡っていますが、好調な業績を上げている会社は余力があると思われます。
8.残念ながら、コストに対する要求は厳しく、余程なことがない限り、実質的な値上げに対応してくれることは少ないでしょう。また、顧客先の担当者は、サラリーマンですので、自分の担当の時に値上げはしたくないものです。
9.会社名の公表などでなく、ルール、罰金刑まで導入しないと、最終的に損をするという意識にしていかなければ難しいのではないでしょうか?
10.実際に、トラックドライバーに対して、不当な労働条件を課したならば、運送会社は行政処分の対象になりうるだけに、これから荷主への働きかけを本気になって取り組む必要があります。
11.いすれにしろ、これまでの物流サービスを期待するならば、それなりのコストが要求される時代です。
12.トラックドライバーは、常に時間と戦っています。荷主の機嫌をそこなうと「出禁」になり、事故を起こせば自分の責任でという会社も多いです。
13.毎日、体を張って仕事をしています、実際ドライバーは、「プロ」意識を持って働いています。
14.トラック運送業の世間での認知度がアップする日は必ず来るはずです。日本の産業を支えているのは、トラック運送業です。
15.毎日、「安全」に運行されることを願っております。
トラック運送業はまだまだ厳しい環境が続きますが、「安全」「品質」ゼロを目標に頑張りましょう、2024年4月以降労働局の「36協定」違反摘発も加わります。
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