トラック運雄業では管理者を育てることが大事ですが、「教える人がいない」「時間がない」「仕事に追われている」と言ったことで、管理者の教育や研修がどうしても後回しになってしまいます。
過去にも、多くの運送会社で、上司と部下の会話について、教育と研修をしてきましたが、繰り返し練習することが大事です。
管理者教育研修に必要な情報を随時投稿しますので、参考にしてください。
1.大手自動車メーカーでは、問題の根本原因を追究するのに、「なぜ」「なぜ」を5回以上繰り返し徹底的に問題の本質を突き止めるそうです。
2.一方、「なぜ」は責められていることで、人は防衛本能が働きます。
3.「なぜ」を「なに」に変えることで、内側にあるものを引きだせる場合があります。
4.「なぜ、目標未達なのか」ではなく、「なにが目標未達の障害になっているのでしょうか」の問いかけをしてみてください。
1.第一原則:管理の第一歩は標準化。「標準化とは、誰がしても、いつしても、どこでも同じ結果が出るようにする。
① 標準とは、約束事、決め事
② 重要性とは、ムダ、ムリ、ムラを除く
③ 問題とは、あるべき姿と現実とのギャップ
2.第二原則:管理は手段、仕事は最後には手と足を動かすこと、精神論ではできない、普通の人が普通以上に成果が上げるには仕組みが必要。
① 管理項目とは、仕事の成否を決めるポイントには手段を講じる
3.第三原則:管理は事実に基づいて,思い込みは諸悪の根源、仕事は自分勝手な価値判断で処理しない、客観的に事実を観察し、科学的に処理をする。
① 事実、意見、感情を区別する
② 三現主義に基づき決める
4.第四原則:管理は効果的に、最小の労力で最大の効果が出る仕掛けをする
① 問題の本質=改善、合理化はお金を掛けても効果が出る、出ないがある
② 定量的分析=ABC分析
③ 定性的問題=因果関係分析
1.「よく聴く」部下の話をしっかりと聴くこと。
2.「言っていること」と「していること」が違う上司は、決して信頼を得られません。
3.「守秘義務を守る」上司は労務管理上、部下の個人情報を知り得る立場、他の人には決して漏らさないことが大事です。
4.よいところ探してほめましょう。
①「ほめる」とは「事実」に基づいて、本当のことを伝えます
②「おだてる」は「事実」でないことを、あたかもほめるように言うことです
③「ほめる」ことによる、人間関係が深まり、多くのメリットがあります
・この人は自分のことを理解してくれている。
・相手の自己信頼や自身がアップする。
・組織の雰囲気が明るくなる
・モチベーションが上がり、ミスが減る
1.人間は、認められ、ほめられると、うれしい気持ちになり、やる気が湧いてきます。
2.相手を褒めることは、職場でよい人間関係を築くために欠かせないことです。
3.部下を伸ばすには、相手のいいところだけを見て、心に留める「認める」=「見+留める」ことが大切です。
1.「認めるスキル」には、インプットとアウトプットの2つの側面があります。
2・インプット=観察能力、部下の仕事ぶりをよく観察し、一人ひとりの持ち味や強み、長所、成長などを心に留めます。
3.アウトプット=メーッセージの伝達能力、インプットしたことを、言葉や態度にして伝えます。
4.プラスリストを作成し、部下を観察し、把握することも必要です。
1.上司は「質問力」を磨くことも大切です。
2.「詰問」=なんでこんなミスをしたのか?
3.部下をせめている感じにならない為に、「人」と「事」を分ける必要があります。
①「人」=何でこんな問題を起こしたのだ?
②「事」=この問題が起こった原因はなんだろうか?
1.責めているつもりはないのに、黙り込む。
①人ではなく、事柄のほうをクローズアップする
②原因のリストを作る
2.叱って恨まれるのはいやだ。
①怒ると叱るをわける
②怒りの感情を言葉にのせると、内容よりその怒りの感情の方が相手の心に残る
3.何回言ってもミスが減らない。
①言い方に工夫が足りないのではないか考える
②「ミス」という言葉の代わりに「どうしたら・・・・・」と具体的に問う
4.すぐに言い訳をする。
①何もないところから言い訳はできてきません、言い訳のきかっけは何だったんでしょうか
②「言い訳」は自分が責められていると感じた時の、自己防衛的な反応です
1.何ができる
2.何が使える
3.どうしたい
4.どうなればいい
5.どこから手をつける
6.いつやる
7.どんな風にやる
8.他には
* 使ってみれば結構いい反応があって、会話がスムーズにいくと思います。
上司は大変だ
まとめ
* 今は上司に取っても難しい大変な時代です。
* 上司と部下の関係は難しいテーマですが、根気よく会話を続けることが大事です。
* 上司は大変ですが、会社の中核ですから、管理者がしっかりしていない会社に成長は無いと思います。
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