できる管理者に必要な知識として、部下の話をきくことが大事です。
3つのきくがあります、①聞く ②聴く ③訊く それぞれの違いを知って、できる管理者になりましょう。
また、きく態度も重要です。
多くのトラック運送会社では、できる管理者は少ないのが現状です、教育、研修は繰り返し実施することがポイントです。
3つのきく
部下から見たありがちな上司
聞く=自分本位のきき方
① この字は、門構えの中に「耳」が入っています。
② 相手の言葉が門構えの塀にあたると、そのまま跳ね返ってしまって「耳」に届かないことがあります。
③ しかし、門だから1カ所だけ開いていて、自分の必要なことだけは「耳」に届きます。(自分の都合のいいように聞く)
聴く=相手本位のきき方
①「聴くとは」相手の言わんとすることを、相手の立場に立って、その通り捉えることです。
② 話の内容は勿論ですが、その時の話し相手の気持ちにも関心を向け、受け取ることです。
③ 本当に聴いてもらえると思った時に、相手との信頼関係が生まれます。
訊く=自分本位のきき方
① 尋問することです、警察官、お医者さん等
② 答える側に選択の余地はありません。
③ 尋ねられたことに、「はい」「いいえ」で答えます。

皆さんはどのきくに当てはまりますか?
・この聴くが上司と部下の会話では望ましいと思います。
・また、聴くには、「耳」と「目」と「心」から成り立っています。
部下から見たありがちな上司
言語は「7%」、声のトーン「38%」、視覚情報(表情、姿勢、態度)55% と言われています。
① 自分の言っていることは重要じゃない・・・・・・・・・・・・・
② 自分はあまり大切に思われていないのか・・・・・・・・・・・
③ 自分はこの職場に必要がない・・・・・・・・・・・・・・・・・
④ 自分のことを分かっていない・・・・・・・・・・・・・・・・
⑤ せかっく話をしたのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの上司は信用できない。
① 相手に気持ちよくたくさん話をしてもらう。
② 相手と同じ場所、時間を共有しながら、同じ景色をみている意識を持って聴きましょう。
③ 聴く側(上司)は、相手の言葉を先入観で理解したり、自分勝手な理解、解釈をしない。
④ 聴く側(上司)は3割、話す側(部下)は7割で話しましょう。
① ペーシング:相手に合わせること、話す速度、声のトーン、呼吸、しぐさ、姿勢、表情を合わせましょう。
② あいづちを打つ:相手の話に興味を持ち、聴いていることの意思表示を示します。
③ リフレイン(オウム返し):相手の言葉を繰り返します。
④ 接続詞を使う:「それで」「それから」「他には」で会話が続きます。
⑤ 要約する、言い換える:相手の言ったことを要約したり、言い換えることで相手の真意を理解する。

① 最初は難しいかも知れませんが、何回も会話をする上で、徐々にうまく慣れてきます。
② 上司と部下は、いつも何かしらの会話があるはずです、一つでも使ってみれば案外簡単かも知れません。
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