運行管理者のための「ドライバー教育」ツール、国土交通省告示の12項目の指導・監督指針に沿ったドライバーの安全教育を実施しましょう。

運転者の運転特性に応じた安全運転

自分の性格を理解して安全運転につなげよう。

指導のポイント:適正診断の結果などを活用して、運転者に自分の性格や運転特性を理解させた、欠点を補う運転に努めるよう指導しましょう。

目次

事故事例:携帯電話の経路検索画面を見ていてわき見運転となり4人を死傷。

普通トラックの運転者が高速道路を走行中、運行ルートを検索しようと携帯電話を長時間直視していてわき見運転となり、前方の渋滞に気づくのが遅れ、車列に追突し、4人が死傷する事故が発生しました。わき見運転の危険について特別な指導を受けていませんでした。

適正診断結果を知って自覚する。

適性診断の結果から自分では気づきにくい”性格の特性”危険な癖”操作能力の偏り”などを知ることができます。

タコグラフやドライブレコーダーでも特性の把握をしましょう。急ブレーキ、急発進、急加速などの運転傾向をチェックすることが可能です。

怒りの感情を運転にぶつけない。他車の運転に怒って感情的な運転をするのではなく、自分の感情をコントロールするのがプロです。

自分の悪いクセを自覚しましょう。運転中に伝票を見るなど、事故に結びつきやすい悪いクセを自覚して運転中は悪いクセが出ない運転をしてください。

自己中心的な運転はやめましょう。歩行者などの交通弱者に対して思いやりのない運転をしていると、いつかは事故を起こすことになります。譲り合いの精神を忘れないようにしてください。

運転者自身のクセや特徴はわかりにくく、また直すことが難しいものです。意識して運転にするように努めてください。

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